2005年10月17日

屈折率、これがダイアモンドの輝きの秘密

昨日の記事で

「へー、んじゃカッティングによってはガラスでもキラキラ光るんじゃないの?
僕は実際つくったことないからわかりませんが、理論的には同じようにキラキラきれいなはずです。」


と書きました。
これについて、少し調べましたので訂正というか注釈をつけときたいと思います。

ダイアモンドの美しさのひとつ”ブリリアンシー”は、光の全反射によるものだということを説明しました。
で、全反射させるためにはその石が持つ屈折率が重要だということも申しましたね^^

実際、様々な石はどのような屈折率になってるんでしょうか?

ガラス(石英):1.4〜1.5
ルビー:1.76〜1.77
エメラルド:1.57〜1.6
サファイア:1.77
水晶:1.54〜1.65

ダイアモンド:2.42

そう、ダイアモンドはあらゆる石のなかでも飛びぬけた屈折率をもってるんですねえ。
屈折率が高いというのは、すなわち全反射する光が多くなることを意味します。

ガラスではどんなにがんばってもダイアほどの全反射を生み出すことはできませんね^^;

ちなみに、ダイアモンドを越える屈折率を持つものはないのか?

僕が確認したなかでは唯一「合成ルチル」というものがありました。
ダイアモンドイミテーション、いわゆる偽ダイヤモンドの一種です。
ただし、硬度が6とあまり硬くなく、ブリリアントカットをしてもすぐにこすれてだれてしまうということ、また後ほど話すファイヤーがどぎつく、品がなくなるんだそうです。

やはりダイアモンドが最高ということで・・・^^

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2005年10月15日

ぶりぶりぶりりあんし〜

ダイアモンドの性質 その4



全世界のセレブを魅了し続けるダイアモンドの美しさ・・・。

ところで、何が美しいんですか?

いやいや、美しいものは美しいんだって!
ほら、光ってるでしょ、輝いてるでしょ!
そうなんですよ。がたがたごたくを並べるんじゃねえ、って話です。
失礼しました。

まあでもえらい人が言うにはダイアモンドの美しさは3つあるんだそうです。
それは

・ブリリアンシー
・ファイヤー
・シンチレーション

今回はブリリアンシーについてです。

ダイアモンドがあんなに輝いているのは当然ですがダイアモンド自身が光ってるわけではありません。
ダイアモンドに当たる光が当たり全反射し、ダイアモンドから出てくるからです。

ん、全反射って何でしょうか?

そういや、高校の物理ででてきた言葉ですなあ・・・。

光は直進する性質があります。
しかし、ある物質から異なる屈折率を持つ物質へと移動する時、光は曲げられるのです。
これが屈折です。

例えば、光は水中から空気中にでる時、屈折します。
箸のようなまっすぐな物を入れてみると曲がっているように見える現象はこれから起こるのです。

ところが、池の水面を水面から低い角度でみると水面が鏡のように自分を映し、池の底がみえなくなりますよね?
これが全反射です。
水面から低い角度でくる光は池の水面で全て反射して目に入ってくるのです。

ちょっとわかりにくい話でした><

ようは、透明なものであっても光が入ってくる角度によっては光を全部反射するという特徴があるんですね。

ダイアモンドに入ってくる光をちょうど全反射するようにカッティングすることで、ダイアモンドはあのように輝くのです。

へー、んじゃカッティングによってはガラスでもキラキラ光るんじゃないの?
僕は実際つくったことないからわかりませんが、理論的には同じようにキラキラきれいなはずです。

ただし、ダイアモンドのその上品な輝きはダイアモンドの持つ絶妙の分散度と屈折率が生み出すんです。
ジルコニアなどイミテーションと呼ばれるいわゆる偽ダイアモンドは同じように光輝くわけですがどこかダイヤがもつ上品さに欠けるらしいです。

やはり、ダイアモンドならではの輝きはダイアモンドしかだせないものなんですねえ^^


diamond1.JPG

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2005年10月13日

ダイアモンドは油にくっつく!

ダイアモンドの性質 その3



いやー、秋ですねー、寒くなってきたなあ。
彼女がほしい季節だべ・・・。

さてさて、今日はダイアモンドが油にくっつきやすいという衝撃の事実を話したいです。

ん、常識なんですか?そうですか...。


でも変な話だなあと思うわけですよ。
実は僕はちょいと化学をやってたことがありましてこういう話になると

「なんで油とくっつくんじゃコラー」

とまあ、考えたくなるわけですよ。
だって、ダイアモンドほど安定な結晶構造もってるやつなんてそうはいないんで。
そんな、油とはいはいと手をつないだりなんてしないはずなんだけどなあ・・・。

このへんはかしこい人に聞くしかないですね。

まあでもこの性質は大事なことを私たちに教えてくれます。

「ダイアモンドをやたらと素手で触らない!」

そうです、手の油がすぐつき、大事な輝きがすぐなくなります。
まあ、洗えばいいって話ですがね^^;

diamond2.JPG

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クリベージって何だべ??

ダイヤモンドの性質 その2



ダイヤモンドの性質といえば?

と聞くと絶対みんな「硬い!」とは言いますよね。
しかし、硬い以外にもダイヤは様々なおもしろい性質を持っています。

トップジュエルデザイナーたるもの(って誰がやねん!)そういう性質は全て頭の中にたたきこまれてないといけません!

今日は「劈開(クリベージ)」という現象を説明します。

なんですか?この難しい文字は・・・。
ちなみに”へきかい”って入れてもうちの頭の悪いパソコンは変換できませんでした。

前の投稿で言ったように、ダイアモンドはそのピラミッドの側面からの衝撃には非常に強い性質があります。
しかし、ポロッと割れてしまうこともあるのです。

それは、八面体の面に平行に衝撃を与えた時です。
下の図のような方向に力を与えると割れやすいということですね。

hekikai.JPG

職人さんはこのへんのところ注意しなければならないそうです。
加工中にうっかり割っちゃうとせっかくの宝石も台無しですからね^^;

この劈開性、実は宝石鑑定にも一役立ちます。
もし、ルーペでのぞいて小さな割れ目が見つかった時、その割れ口はガラス瓶の様に貝殻状に割れるのではなく、階段状に割れることが一般的なんだそうです。

amazonite_cleavage2.jpg
↑劈開性のあるアマゾナイトの断面


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世界一硬いダイヤモンドを削る?

ダイヤモンドの性質 その1



今日はダイヤモンドの性質について書きたいと思います。

「またまた、そんなの知ったっていみねーじゃん!」


とおっしゃるかた、まあお待ちくださいな。

絶対おもしろいですよ。

だってさ、

「世界で一番堅いダイヤモンドをどうやって削るんだ?」

って話ですよ。
不思議じゃないですか?

答えは、同じダイヤモンドで削るんです。

「え?おかしくない?同じ堅さだよ?」

そうなんですよ。そこがずーっと不思議でした、僕は。
考えてください。
確かに、同じ硬さならカッティングされるダイヤはそこそこに削ることが可能だと思います。
でも削るほうのダイヤも削られまっせ?
そんなギョリギョリ削られたナイフできれいなカッティングができるのかっちゅうことですよ。
あの精密なカッティングをですよ?
0.1mmの狂いも許されないようなあれをですよ?

ほれほれ、知りたくなってきたでしょ?

・・・知りたくなってください。

その答えはダイヤモンドは全て一様に硬いのではないということです。
ダイヤモンドの結晶のピラミッド型になっている側面の部分は硬度10という非常に硬い性質を持ちます。
が、この面にある程度角度をつけると硬度が減少するのです。

研磨する側のダイヤモンドはダイヤモンド・パウダー呼ばれる「ダイヤモンドの粉」ですから、硬度の高い面と低い面はランダムになります。

よって、時間さえかければ研磨が可能だということなのです。

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2005年10月12日

ダイヤモンド

記念すべき最初は宝石の王様と言われるダイヤモンドに関する様々なお話をしたいと思います。

diamond5.JPG

1.ダイヤモンドって実は歴史の浅い宝石?!

実はダイヤモンドというのは、300年前までは宝石として扱われてなかったのだそうです。
原因はその硬さ。
ダイヤモンドの原石というのはそれほどきれいなものではなく、カット、研磨することにより光り輝きます。
研磨技術が発展してから高価な宝石になったんだそうです。
ダイヤモンドが現在のように最高級の宝石になったのは20世紀はいってからのことです。

2.どこで採れるのか?

現在産出量NO.1なのがオーストラリアです。
とくに、アーガイル鉱山では世界で唯一のピンクダイヤモンドが産出することで知られています。

他にロシア、南アフリカなどで産出します。ちなみに、日本ではこれまで産出されたことはありません。

3.独占企業デ・ビアス

ダイヤモンドを掘ってる会社ってどういうとこがあるんだろ?
日本の会社とかでは何があるんだろと思った方・・・。

実はダイヤモンドは世界でたった1社によってほぼ独占されています。
英国のデ・ビアス・コンソリディッテッド・マインズ・リミテッド(以下デ・ビアス社)という会社です。

もちろん価格もこの会社によってコントロールされてるそうです。
このデ・ビアス社については、アフリカの内戦の火付け役になってるとか独占禁止法違反でアメリカでは幹部は犯罪者になってたりとか色々 黒い話がたくさんありますが、ここでは省略します。
興味のあるかたは「ダイヤモンド 独占」とかでぐぐってみるとたくさん記事がでてきます^^;

4.ダイヤモンドの評価基準「4C」

ダイヤモンドの値段を決める基準として「4C」と呼ばれるものが全世界で使われています。
カラット、カット、クラリティ、カラーのそれぞの頭文字Cをとったものですね。

それぞれ「重さ、職人さんの技術力、石の中の含有物や職人さんのカットミス、色」を表します。

それぞれの評価の総合力でダイヤモンドの価値は決まるんですね。
ただし、プロの鑑定家はこれ以外にも人の感性によって決まる「タチ」、「テリ」といったものも価値判断として用いるそうです。
これは肉眼でぱっとみたときの気品というか雰囲気というかそういうものなんだそうです。
どういうのを意味するのか・・・たぶん、経験豊かな人が感じるものなんでしょうね^^

このあたりの詳しいことは次の「ダイヤモンド鑑定」についてのときに書こうと思います。

diamond4.JPG
posted by なっとうごはん at 00:44| Comment(1) | TrackBack(1) | 宝石の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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参考文献
宝石の写真図鑑
宝石教室
ジュエリーに賢くなる本
宝石・鉱物おもしろガイド

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